ウッドデッキの家
敷地は、窓を開け放していても外部からの騒音が気にならないほどの閑静な住宅地に位置し、この特徴を活かして、広いウッドデッキを設け、建物内外部を一体で使える計画としました。ウッドデッキと隣地境界の間には、この敷地の既存樹木であった桜などの木々を残して、森林浴を楽しめる空間とし、建築の平面計画も、リビングや主寝室などの主要な諸室を、このウッドデッキに面して配して、内外部の一体感を持たせることにより、とてものびのびと広がりのある居住空間としています。
建物は生活がしやすく、建設コストも抑えられる平屋建てとし、外部階段を設け、見晴らしの良い屋上も利用できるようにしています。屋根スラブは、内外部に断熱材を施し建物内部の熱負荷を低減させ、また、屋根に降った雨をタンクに溜め、散水に利用するなどの環境対策にも考慮した設計としています。